岡山スイーツと私の小さな幸せ

最近、岡山の街を歩くと、どこからか甘い香りがしてくる気がします。駅前のカフェ通りも、郊外の果樹園のそばの喫茶店も、みんなが「おいしい時間」を探しているようで、その空気にふわりと包まれるのが好きです。

実は私、スイーツ巡りがちょっとした趣味になっています。特に岡山のスイーツは、季節ごとに顔が変わるのが魅力なんです。春は苺、夏は白桃、秋はシャインマスカット。どの果物も岡山自慢の宝石のようで、口に運ぶたびに「これが旬なんだなあ」としみじみします。

白桃パフェの季節になると心がそわそわ

夏のある日、友人に誘われて訪れたカフェで、人生で一番おいしい白桃パフェに出会いました。グラスの中には大ぶりの白桃がこれでもかと詰まっていて、その下にひんやりとしたアイスとふわふわのスポンジ。スプーンを入れた瞬間、桃の香りが広がって、思わず「うわぁ」と声が出ました。

岡山の人にとって白桃は特別な存在です。スーパーで見かけるたびに、つい手に取ってしまうのも、あの甘い香りに惹かれてしまうからでしょうか。子どものころは桃の皮をむくのが苦手だったけれど、大人になった今では、そのひと手間さえも楽しみの一つになっています。

果物の優しさが詰まった街、岡山

倉敷を歩けば、蔵を改装したカフェが並び、レトロな雰囲気の中で和スイーツを味わえるお店も多いです。あんことマスカットの組み合わせなんて、ちょっと意外だけど、食べてみると優しい甘さが口いっぱいに広がります。

旅先で食べるスイーツは、ただの甘いものではなくて、その土地の空気や人の思いまで一緒に味わうような気がします。岡山のスイーツには、果物を大切に育ててきた人たちの愛情がぎゅっと詰まっている。そんな風に感じるのです。

甘い時間の中で見つける自分

忙しい日々の中でも、スイーツを前にすると時間がゆっくり流れるような気がします。お気に入りのカフェで、季節のケーキを一口。あぁ、今日もがんばってよかったなぁ、なんて小さなご褒美を感じながら。

岡山のスイーツは、ただ「おいしい」だけじゃなく、心をほどく力を持っています。だから私は、これからも少し寄り道をしながら、岡山の甘い時間を探して歩いていくつもりです。